+ yamanashi +
その日は、6月のオンシーズンながら平日の一日。山梨にある清春芸術村で行われたウェディングパーティの為、平日ということでアトリエは臨時クローズして、しっとりとした霧の中、車を走らせました。
 新緑の木立に佇む小さな礼拝堂での挙式、その後おもてなしするためのレストランの装花。1時間もあれば充分のセッティングだったにも関わらず、新婦様の優しい心遣いとロケーションの素晴らしさ、ゲストの皆様の和やかな様子を見ながら、気がつけば、霧雨の中で傘を差してのアテンドまでしていました。白樺林の小道を、新婦様はドレスの裾を両手で持ち上げて歩き、美術館と雨のしずくと、緑と、用意の整えられたレストラン、それがまたひとつの映画のようでした。

 よいウェディング、というのがどのようなものかと断言するのは難しい。けれどその静かな礼拝堂、端整な品格のドレス、考えながら選ばれた胡蝶蘭のブーケ、全てが花嫁さまの雰囲気にしっくりと溶けあっていて、それが何よりも印象的でした。この式に出席なさったゲストの方はきっと忘れがたい一日だったに違いない、そう思われるパーティでした。
 白のドレスを着たフラワーガールには新婦様の心配りであらかじめ花冠をご用意。その様子が余りにもかわいらしくて、車にあった予備の花材で即席のお揃いのミニブーケを作り、新婦様と並んだところもまたかわいくて・・・。

 新婦様から頂いた長いメールを、以下ご紹介させていただきます。


 


これは岩橋さんご自身が常に感じ、意識なさっていることだと思います
が、花というのは、人の心を優しく包むものですね。
結婚式というものは、嬉しく華やかなものであるけれど、そんな中で
も、皆、誰しも、何か心配事があったりするものではないでしょうか。
礼拝堂の装花、レストランのテーブルのお花、ブーケ、どれもそんな心
をほぐす優しさを感じ、作品に表れた岩橋さんのお人柄を想いました。

雑誌に載っていた作品に一目惚れをして、だめもとでお電話したのは
何ヶ月前だったでしょうか。
お忙しい中で、あんなに遠くまでご自身で運転して来られることを快く
引き受けてくださって、本当に嬉しかったです。

初めてお会いして、すぐにこの方には、安心して全てお任せできるなと
感じ、実際、お任せしたわけですが、お花を目にして、「ああ、ここま
で私の希望を理解してくださっていたんだな。」と感動しました。
こちらはお花やデザインのことは素人ですから、ぼんやりとある自分の
理想をはっきりした絵にすることができません。そんな私の説明を聞い
て、何を言わんとしているかを酌み取り、その上で、皆が「まあ、素敵
なお花!」と言うようなデザインが出来る人は、きっとプロでもなかな
かいないのでしょう。
だから、HPにあるように、皆さんが「岩橋さんにお願いできて本
当に良かった」と言うのだと思います。
もちろん、私も全く同じ言葉をお伝えしたいです。

岩橋さんのお仕事ぶりは、皆が感心し、感謝していました。
新郎しかり、母しかりです。(母が、お礼を言いたかったのに・・と申
しておりました)
新郎は、自分で事業をしていることもあり、ああ見えて、そういったこ
とには厳しい目をもっているのですが、「お花屋さんの仕事は素晴らし
かったねえ。」と言っていました。
私も、集合写真を取りながら、レストランにいながら、時々岩橋さんの
お姿を見つけ、ああ、今は礼拝堂の片づけをしてくださっているんだ
な、あ、あんなにきちんとまとめてくださってる、と思っていました。

そして、そう、あの白樺の林の中、傘をさしていただけたこと、岩橋さ
んにあんなことまでしていただけて、感謝感謝でした。

今回の雨は、私はちっともいやではありませんでした。
皆さんがそのことで本当に良くしてくださって、それが嬉しくて嬉しく
て、かえって雨で良かったなんて思ってしまっています。(皆さんは大
変でしたのに。)

あの理想通りの胡蝶蘭ブーケは、今回の式で大活躍してくれた新郎の妹
に渡しました。

テーブル装花は、用意くださった袋にいれて、参加してくださった皆様に。
礼拝堂の大きな装花は、車できてくれた出席者とレストランに。
そして、礼拝堂のイスのカラーは、我々が持って帰ったのですが、帰
り、小淵沢の駅で、電車の待ち時間に二人で駅の立ち食いそばを食べて
いたら、そば屋のおばさんに「きれいですね、カラーですか。」と言わ
れたので、少し、お分けしました。とっても嬉しそうにしてくださり、
こちらも嬉しくなりました。

もう、今は、岩橋さんを誰かに紹介したくて・・・。ああ、誰か結婚し
ないかな。

HPに載せてくださるとのこと、嬉しいです。
フラワーガール&その母も喜ぶと思います。
あの冠、なんてかわいかったのでしょう!!!本人もとっても良い気分
になっていたようです。

ああ、こうして話し出すと切りがなくなりそうです。

言い足りないことがあるように思いますが、このメールはこの辺にして
おきますね。
また後日写真を送らせていただくかもしれません。

心から、ありがとうございました。



本当にありがとうございました。お手伝いできたことを、心より感謝申し上げます。
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